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フランスで開発された緊急避妊薬「ノルレボ」って知ってる?

ノルレボは日本で初めて認可された緊急避妊薬です。
性交渉の後に避妊のために服用するホルモン剤で一般的にはアフターピルと呼ばれています。

緊急避妊薬は、避妊具の装着不備やピルの服用を忘れるなどの思わぬアクシデントで避妊が失敗した可能性が高いとき、妊娠を回避するため服用する薬です。
望まない妊娠が疑われるときには、女性は生理の遅れが気になり不安になってしまうもの。
適切な避妊をしなかったことで、取り返しがつかない不幸な結果を招いてしまうケースもあるのです。

ノルレボはレボノルゲストレルという女性ホルモンの1種で、妊娠に大きくかかわる黄体ホルモンと同じ働きをするのです。
主な作用は、女性ホルモンに働きかけて排卵を抑制する受精の阻害と、排卵したとしても子宮内を受精卵が育ちにくい状態にすることで避妊効果を発揮します。
ノルレボを性交渉の後、72時間以内に服用することで、妊娠のリスクを低く抑えることができます。
臨床研究によると妊娠を防ぐ確率は84%、100%ではないものの高い避妊効果が認められているのです。

ノルレボはフランスで開発され1999年に初めて承認されており、WHO(世界保健機構)から質が高い優れた効果をもつことが認められた必須医薬品エッセンシャルドラッグに指定されています。
緊急避難方法として、国際的にも認められている薬なのです。
開発されたフランスでは、養護教師が高校生に無料で配布して認知度を高めており、アメリカでは処方箋がなくてもドラッグストアで気軽に購入できる気軽に利用されている薬です。
欧米では2000年前後に承認薬が出始めましたが、日本は10年ほど遅れて2011年に、ようやくノルレボが発売されたのです。

ノルレボは副作用が少ない比較的安全な薬で、副作用が出る確率は約3%とされています。
女性ホルモンの急激な変化によってあらわれる主な副作用には、吐き気や頭痛、胸の張りや不正出血などの症状があるのです。

繰り返しの利用は体の負担に!あくまでも緊急時に使用

レボノルゲストレルを主成分としている「ノルレボ」は、アフターピルの1つです。
日本国内のクリニックでアフターピルを処方してもらう場合、このノルレボを購入することになります。
古いタイプのアフターピルよりも副作用が少ないと言われているのがノルレボの特徴です。

ただ、妊娠を避けるために繰り返しノルレボを服用するのはおすすめできません。
副作用が少ないからといって、頻繁に服用してしまうと身体には負担となってしまいます。
ノルレボはコンドームでの避妊が失敗した時など、あくまでも緊急的に使用するようにしましょう。

緊急的に避妊をする必要が無いのであれば、ピルを毎日服用する方法の方が身体への負担は少ないのでおすすめです。
特にホルモン剤の含有量が抑えられている、低用量ピルであれば副作用が起こるリスクもかなり軽減できます。

ピルは毎日服用して避妊の効果を発揮する医薬品です。排卵自体をストップして妊娠できない状態にします。
避妊目的だけでなく月経困難症の治療や、生理の周期をコントロールするなど様々なシーンで活用できるのがピルの特徴です。
アフターピルの場合、避妊を失敗してしまった性交渉後に服用することになりますが、ピルの場合は毎日服用を続けなければいけません。

服用しないと女性ホルモンバランスが変わってしまい、排卵してしまうためです。
排卵した後にいくらピルを服用しても、避妊の効果は得られないので注意しましょう。
毎日、そしてできるだけ同じ時間帯に服用することを守れば、ほぼ100%の確率で妊娠を避けることができます。
アフターピルはピルを服用していない女性が、緊急時に摂取して避妊の効果を得る薬という点は覚えておくと良いでしょう。

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